ひと月前に92歳のお父様を亡くされたA様。
亡くなられてからの手続きやお仏壇、墓地の手配などに追われているうちに、四十九日の法要が近づいて来ていました。
『引出物などの注文はまだ間に合いますでしょうか?』と不安げにお電話を下さいました。
『引出物は大体一週間あればご用意出来ますよ。お料理などは早い方がよろしいと思いますが、今のところ大丈夫です』とお伝えすると、『では明日にでもお伺いします』とおっしゃいました。
ご来店されたA様ご家族は60代後半のご夫婦と、高齢のお母様でした。
お父様がずっと元気でいらしたのであまり不祝儀の義理ごとに参加する機会がなかったようで『この年になって恥ずかしいのですが、わからないことばかりなので色々教えて頂きたくて...』とおっしゃっていました。
ほとんどの方はA様のように親御さんを亡くされて初めて喪主を経験することになりますから、わからないことばかりなのが普通なのです。
また、残されたお母様は義理ごとはお父様まかせだったとのことですが『しっかり供養をしたい』と、亡きご主人へのお気持ちはとても強いようでした。
まず、法要の流れから簡単に説明させて頂き、お料理の手配の確認、引出物のご案内へとお話を進めさせて頂きました。
店内の商品を一通りご覧になられたA様は『いろいろあって迷ってしまいますね』と苦笑い。
そこで、当店で発刊している『悩まず簡単!法要引物3点セット』のパンフレットから3点とおひらパン、お父様がお好きだったお酒をつけて、5点を引出物として選ばれました。
お母様も並べられた見本を眺めながら、積極的にご意見をおっしゃっていました。
法要で必要な『四十九饅頭』もご注文頂き、当日の流れもしっかりご理解頂けたようでした。
引出物は法要前日のお届けとさせて頂き、A様は『いろいろと教えて下さり、ありがとうございました。選びやすいのも助かりました。これで、安心出来ましたよ!』とご満足頂けたようでした。