遠州地方では葬儀の際、参列して御香料(神式の場合は玉串料)をあげてくださった方に、会葬礼状を添えた一律の金額の品物を『香典返礼品』として、その場でお返しするのが通例です。
地区によって違いはありますが、大体500円程度の品物をつけることが多いようです。
葬儀の終了後、のし袋を開けてみたら思いもかけずたくさん入っていた…ということがよくあります。そうした場合は、四十九日法要(神式の場合は五十日祭)が済んでから、忌明けの挨拶状(御礼文)をそえて、改めて返礼品をお配りします(後返し)。
初七日が終われば四十九法要(五十日祭)前でもお配りしても構いません。
葬儀の後返しには、基本的に頂いた額の半分ほどの品物をお返しするのが一般的です。
品物としては使い切ってしまうような実用品、例えば食品、タオル・寝具類、石鹸・洗剤などが代表的です。最近では選べるカタログギフトも良く使われています。点数的には1点でお返しする方が多いようです。