ほかのお祝い事と同じく、割り切れない数=奇数で揃えるのが一般的ですが、出産内祝の場合は2品でも大丈夫
ですし、3品、5品と予算に合わせて、品数を変えても結構です。但し、4品にはならないようにはしましょう。
お返しする品物の金額としては、頂いたお祝いの品物や金額、お付き合いの程度に合わせ、半分程度を目安にしている方が多いようです。
会社の方やお友達、ご近所の方など親族以外の方へのお返しは特に決まりはありません。
カタログギフト、タオル・寝具類、ドレッシングセットやお菓子などの食品類、キッチン用品、陶器、木製品などさまざまなものが使われております。
洗剤・石鹸などは、結婚内祝と同じく以前は「流れる」と言われ、縁起を担ぐ意味で避けられる傾向がありましたが、最近では実用的な贈り物として使う方も増えてきています。
遠州地方では、赤ちゃんが生まれるとご親戚の方に、「丸く大きく優しく育つように」との願いを込めて『初餅』(うぶもち)をお配りする習慣があります。
『初餅』とは、丸餅をかたどったお米やお砂糖のことで二個一対になっています。
赤ちゃんが男の子の場合色は黄と白、女の子の場合は赤と白の初餅をお配りします。
以前は『名披露』として、お七夜に配ったものですが、最近ではお祝いを頂いてから『内祝』として、ご出産から一ヶ月前後に配られることが多いようです。
『初餅』は帯祝と同様に、女性側の親御さんが、ご自身の親戚分と男性側の親戚の分まで準備されるのが一般的です。
但し、こちらもあくまでも遠州地方の慣わしとなりますので、相手方が他の地域の方の場合、そちらの風習もございますので、ご相談なさるのが良いでしょう。